夫が倒れてからというもの、我家の庭はぐちゃぐちゃになってしまった。
それでも、一昨年から生け垣と私の手には負えない大きな木だけはシルバー人材センターに手入れを依頼するようになったので少しは見られるようになった。だけど、私が手入れできる大きさの植木と花の手入れと草取りは私の仕事なので手入れが行き届かないでいる。というより中途半端な手入れで余計ぐちゃぐちゃになってしまった。
それでも、季節が巡ってくればその季節の花が咲き、私や夫を楽しませてくれている。
今日は白い彼岸花が咲き始めた。
リコリスのような気がするけれど、庭仕事も請け負っている夫の友人が「白い彼岸花」と言ってくださったので、我家では彼岸花ということになっている。
ここも初め1株だったクマザサが蔓延って手に負えないでいるところ。
白川砂を敷いたところに蔓延ったクマザサの地下茎はどうしようもない状態だ。
裏口のアプローチに咲いているのはゼフィランサスだと思う。これも彼岸花科。
8月の終わりに一輪だけ咲いてその後なかなか咲かなかったシュウメイギクも次々と咲き始めていた。
白い花って好きだなあ・・・
6月の末に植えた西洋朝顔は7月中旬に初めて花が咲いた。
本当は普通の朝顔の苗が欲しかったのだけれど、ホームセンターには西洋朝顔の苗しかなかったのだ。写真を見る限り同じように感じたので白を2本、青を2本、赤を1本買ってきた。そして、右から青・白・赤・白・青と植えた。
はじめて咲いたのは青だった。青が二輪ぐらい咲いたあと猛暑日が続いた。そのせいか、朝夕の水やりは欠かさなかったのにもかかわらず、葉っぱは日に焼け、つぼみは開かずに落ちてしまった。
それが、9月に入ってからたくさんの花が咲くようになった。
同じ西洋朝顔でも、花の形や大きさが違うのはなぜだろう。
しかも白は一つも咲かず、今日咲いた青は二輪だけ。あとはこんな感じで1本しか買わなかった赤ばっかり。
おかしいと思って枝をたどってみたら、白の表示があった株も赤だった。
こんなのチョンボだと思ったけれど「赤い花も小ぶりでかわいいからまあいいっか・・・」と思うことにした。今さら仕方ないもの。
ヤブランも咲いていた。
これは斑入りのヤブラン。
私の好きなのは葉っぱが濃い緑のヤブラン。それもあったはずだと庭中探してみたけれど、残念ながらどこにもなかった。ヤブランは丈夫だと思っていたのに絶えてしまったのだろうか。
この花は去年夫の姉からもらったもの。プランターに植えたものを持ってきてくれたのだ。名前は聞いたけれど忘れてしまった。ちみきり草のような花だけれど名前はどうしても思い出せないでいる。
庭の手入れは進まないし、雑草にはイライラするけれど、こうして花を眺めながら庭を廻るのはとても楽しい時間だ。
今日咲いていたのはこれだけだった。
もう少ししたら小菊が咲き、裏のお宅から飛んできたこぼれ種から生えたコスモスも咲くだろう。そう思うと、今からとても待ち遠しい。