えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

マスク

先日の夕方、ニュース情報番組を見ていた。

その中で、マスクがネットで10倍もの値段で転売されていることを知った。翌日の朝刊にもヤフオクやメルカリでマスクが高額で転売されていると書いてあった。

 

新型コロナウィルスの感染拡大が報道されて以来、マスクの製造が追いつかず、売り切れ状態が続いていることは毎日のニュースで知っていた。スーパーへ行くと異常なほど多くの人がマスクをつけている。私は花粉やハウスダストなどのアレルギーがあるのでマスクは常備している。だから慌てて買いに走ることはない。今はアレルギー症状もないし、体調はいい。だから毎日マスクを使う必要もなく、手持ちのものでまだまだ当分の間は間に合う。

けれど、テレビではベーチェット病の女性が取材に応じていて「感染に注意が必要なのにマスクが手に入らない。手持ちのマスク(洗えるマスク)はあとどう頑張っても10日しか持たない」と言い、「早く正規のルートで手に入るようになってほしい」と訴えていた。彼女も常備していたに違いない。だけど、私とは違い毎日必要としている。だから、常備していてもすぐに底をついてしまうのだと思う。そして、今のような状況になると買うことができない。

マスクは医療者が使用しているN95のようなものは別として、完全にウィルスを通さないというものではない。だけど、ステロイド剤を内服していたり、抗がん剤治療を受けている方など、易感染の方々にとっては必需品だと思う。中国の医療機関などには各地からマスクなどの支援物資が届けられている。もちろん、十分ではないのは知っている。だけど、一般の人の中にもマスクが必要なのにもかかわらず手に入らず感染の不安(コロナウィルスだけでなく)に怯えている人がたくさんいる。それなのに10倍もの値段で転売する人がいるとは。驚きや怒りを通り越し、何だか悲しくなってくる。自分や自分のまわりにはマスクが手に入らず困っている人はいないのだろうか。いなかったとしても想像はできるだろうに。悲しいことだ。

コロナウィルスが1日も早く終息することを願うばかりだ。