えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

訪問診療に移行した

車の免許を取得して約50年になる。

50代のころから免許の返納時期について考えるようになり、何事もなければもうとっくに返納していたと思う。

だけど、夫が脳出血で倒れ、車いすの生活になったことでその計画は大きく変わり、未だに免許を返納せずにいる。

とはいえ、高齢者の事故のニュースを見聞きしているといくら不自由になるとしても近いうちには返納しなくてはと思う。

免許を返納して困るのは夫の受診と買い物ぐらい。

買い物は生協に加入していて宅配を頼んでいるし、一番近いスーパーまでなら歩いても10分ぐらいで行ける。夫が家にいる日は無理でもデイケアの日になら行くことができる。次に近いスーパーは宅配事業を検討しているようだし(3か所の支店ではもう開始している)多分困らないだろうと思っている。

夫の受診は総合病院の脳外科とデイケアに隣接している整形外科の2か所。現在は歯医者さんは行っていない。

初め、免許を返納したらタクシーでの受診を考えていた。金銭的には車の維持費と大きく変わらないと思うけれど、車いす対応のタクシーは予約が必要だし、行きは時間で予約すればいいけれど、帰りはかなり不自由になる。ましてや雨の日のことを考えると踏み切れないでいた。

何年か前、車なら10分もかからない医院で訪問診療を行っていることを知った。それ以来、免許を返納したら訪問診療を依頼しようと思っていた。

 

前々回、8月1日から8日まで夫が不明熱で入院し、退院後かなり筋力が低下していることに驚いたこと、免許は返納していないけれど訪問診療を依頼したこと、受け入れていただけたことを書いた。

依頼し、受けてもらえることにはなったものの、私自身の気持ちが何だか落ち着かなかった。

そして、初回の訪問日が先週の火曜日だった。

実際に来ていただくと、案ずるより何とかで、訪問の医師はこれ以上優しい人がいるだろうかと思うぐらい優しく、看護師さんも感じのいい方ですごく安心した。どのケアマネからも評価がいいのが頷けた。訪問診療に期待するのは何でも相談でき、安心して医療が受けられることだから。

 

急性期の総合病院には3か月に1度の受診で、受診日のお天気を1週間前から心配し、雨が降れば大変な思いで受診。しかも、長い待ち時間の上、3分どころか1分ぐらいの診察で終わっていた。それでも、特に問題はなかったし、筋力低下がなければ今まで通りそこに受診していたと思う。

これからは2週間に1度の訪問診療になる。お天気の心配はいらないし、皮膚科の領域も診ていただけるし、困ったことは何でも相談できそうだし、夜間や休日にも対応していただける。もちろん、すぐに訪問というわけではないと思うけれど、電話対応していただけるだけでも安心できる。まあ、滅多に夜間や休日に電話することはないと思うけれど。

 

もっと早く訪問診療に移行していれば・・・

今回のように発熱しても入院になるようなことはなかったかもしれない。(点滴も対応している)

入院することがなければこんなに筋力を低下させてしまうこともなかったと思う。

等など・・・

と、過ぎたことなので仕方がないと思いながらもついつい考えてしまう。

だけど、大事なのは今後のこと。

今後は訪問診療を受けながら、極力入院はさせないように頑張って、末永く家で暮らしたいものだと思っている。