えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

公園の藤の花

今、我家の前の公園では藤が満開だ。

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私は家の中からでも、洗濯物を干しながら庭からでも見ることができるけれど、夫は生け垣が邪魔をして見ることができない。

 

デイケアは今のところ朝の熱を確認し、マスクを着用することぐらいの変化はあれど通常通り行っている。

 

今朝、デイケアのお迎え時間より少し前に外に出て、公園の藤棚の下まで夫を連れて行った。この時間の公園は誰もいないので藤の花も独り(二人)占め。

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夫は見事に咲いた藤の花を見るなり目を輝かせ「お~‼」と歓声を上げた。その姿を見るのがうれしいのだ。

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房が短い種類のようだけれど、これはこれでステキだ。

 

藤の花が咲くとクマンバチがいっぱい。大きな羽音をたてて飛びまわっている。

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 デイケアのお迎えの時間まで二人で藤を眺め、夫はデイケアに出かけた。

私は草取りをして、買い物に出かけ、あとはマスクを作り、1日が終わった。

スーパーでのことから

夫がデイケアの日に外の用事を済ませるようにしている。

買い物も然りで、月・水・木曜日に行くようにしている。水曜日は行かない事もあるけれど、月・木は必ず出かけている。

 

先週の木曜日、いつも行く一番近くのスーパーへ行った。あまり人の多くない時間帯を選び、必要なものだけさっと買い、できるだけ早く帰るようにしている。

その日はいつもと何も変わりなく、いつものように買い物をして、さっさと帰宅した。

 

そして昨日、同じスーパーへ行くと、レジのところはビニールで仕切られ、足元にはレジ待ちの人が離れて並ぶようにテープが張られ、レジ係の人たちはゴム手袋をつけていた。スーパーだけでなく、対面業務を行う役所や銀行の窓口などもこうした対策が取られていることは見聞きして知っていた。レジ係は多くの人と接するし、誰が触れたかわからないお金を触らなければならないのだから感染のリスクは高く、マスクだけでは従業員を感染から守ることはできないとの判断なのだろう。

 

もうだいぶ前からマスクは店頭から姿を消し、私の手には入らない。使い捨てのゴム手袋も1月ぐらいから手に入らなくなった。医療現場でさえマスクも手袋もフェイスシールドも防護服も不足しているというのだからドラッグストアに品物が入らないのは仕方がないことだと思う。そういったものは医療現場では必要不可欠なものであり、絶対に届けなければならないものなのだから。

 これからはスーパーだけでなく、他にも不特定多数の人と接触するような場所では感染を防ぐ目的でこういった対策が取られるようになるだろう。そうすればゴム手袋はますます私の手には入らなくなるだろう。

我が家ではゴム手袋は主に夫の排泄時や下の処置をするときに使っている。感染を防ぐ目的で使っているわけではなく、夫のため、というか私自身のためにだけ使っている。今のところまだ在庫はあるけれど、なくなったら炊事用のゴム手袋を使おうか、それとも素手で行おうかと考えている。子どもたちが赤ちゃんの時にはすべて素手だったのだから。

マスクもこれから先は買わないようにして手作りの布マスクで凌ぐつもり。医療現場で物がないことがどれほどのことなのかがわかるだけに。そうはいっても使い捨てのマスクもゴム手袋も欲しいなあ。

かえりたい、かえれない

47都道府県全域に緊急事態宣言が拡大し、大型連休を前に県をまたいでの移動を自粛するように要請があった。

 

新型コロナウイルスはまだわからないことだらけで、治療法が見つかってないことや人人感染することを考えれば命を守るために人との接触を極力避けるのは賢明な策なのだろうと思う。そのために移動を自粛するよう要請するのも当然のことだと思うし、私自身も(無症状で感染している可能性だってあるのだからと)政府に言われるまでもなく食品の買い出し以外は外出しないようにしている。

 

 

関東に住む長男は緊急事態宣言が出される前からテレワークになっていたそうで申請しなければ社屋にすら入ることもできないのだと言う。妻と小学生の子ども2人がいるので私が心配することなど何ひとつない。もうかなりの期間在宅ワークだけれど、コロナ離婚という言葉も長男夫婦にはおそらく縁のない言葉だろうと思っている。

 

同じく関東に住んでいる次男は週に数回出勤し、あとは在宅勤務になったとかで、今月はあと2日出勤するだけだと言っていた。通勤電車に乗る機会は減ったものの、次男は独身なのでアパートで独り暮らしだ。コロナの感染はもちろん心配でならないけれど、食事やその他諸々の心配は尽きない。本人は食品の買い出し以外はどこにも出ることはないというけれど、1日中、誰とも話をすることがないのではないかと思うと何だか切なくて涙が出そうだ。親が勝手にそう思っているだけなのだけれど。

 

毎年、長男家族も次男も大型連休に帰省していた。今年もそのつもりだったけれど、緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受け、長男家族も次男も取りやめることにした。

次男はそれでも帰省しようかと迷っていたようだった。だけど、私の「帰ってきてはいけない 」の一言で「やっぱり移動はだめだよね」と諦めた。

 

♪♪ か~えりた~いいかえれない、か~えりた~いいかえれない ♪♪
昔、こんな歌詞の歌があった。ほかの歌詞がどんなものだったか忘れてしまったけれど、その歌詞の部分だけは今でも時々口をついて出てくる。

帰りたくても帰れないのは辛く切ない。帰ってきてほしいのに帰ってくるなというほうも辛くて切ない。だけど、今は感染することも、させてしまうことも避けなければならないのだから我慢する。

普段は電話することなど滅多にないけれど、今年は時々電話をしてせめて声だけでも聞くことにしよう。夏には帰省できるようになるのだろうか・・・

眼科受診とまたまたマスク

この間からいつ眼科に行こうかと悩んでいた。ほぼ月に1回受診していて前回の受診は2月27日だった。この時期、病院といえどもできることなら行きたくはない。だから1日伸ばしにしていたのだけれど、いよいよ処方されている目薬があとわずかになってきた。新型コロナウイルスの感染拡大は今もなお続いていて終息の目途はたっていない。昨日は雨。きっと受診する人数は少ないだろうと予測し、意を決して行ってきた。

 

夫がデイケアに出かけるとすぐに受付に行った。いつもだったらその時点で11時から11時30分ぐらいの予約になるのだけれど、前回はもうコロナの影響か10時15分だった。それが昨日は9時15分だといわれた。待合室にいる人数もいつもの3分の1ぐらいだろうか。診察開始は9時。そのまま待つことにして受付をフッと見ると「新型コロナウィルスの感染拡大につき、状態が落ち着いている患者さんはお薬だけの処方も受付致しますので・・・」という書き出しがあった。診察開始は9時。その時、9時少し前。診察を受けてもそんなに時間はかからないだろうとは思ったけれど一刻も早く帰りたくて薬のみ処方してもらうことにした。眼科に着いて、受付をして、会計を済ませるまでにかかった時間は10分か15分ぐらいだったと思う。買い物だけ済ませ、家に戻ると何だか力が抜けてしまった。

 

 それでもじっとはしていられない。

この間、布マスクを2枚作ったことを書いた。そのマスク、口鼻は覆うもののサイズが少し小さいような気がして、作り直そうと前日の夜に布を裁っておいたのだ。

で、大きなサイズのマスクが4枚完成した。

ゴムはまだ半分しか入れていない。

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上が前回作ったマスクで下が今回のもの。
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かなりサイズが違う。上はちょっと小さいかなと思ったけれど、今回のものはちょっと大きすぎたかな?とも思う。でも、着けてみると、小池さんが着けているぐらいの感じに見えるからまあ良しとする。

 

これは裏側。

ブルーのストライプが夫用で、うさちゃん柄が私用。

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 表は白のさらしで同じ。サイズも同じなので誰のものかがわかるようにダブルガーゼの柄を変えてみた。

小さいものも使えないわけではないので私用は4枚できたけれど夫用は2枚だけ。最低でもあともう1枚は必要かな。まだ使い捨てが少しは残っているので慌てずに作ることにしよう。

夫の病院受診とマスクを作ったこと

今日は夫の脳外科受診日だった。

新型コロナウィルスの感染拡大が続き、私が住む市でも数日前に3人目の感染者が確認されたところだ。我が家にとって夫の病院受診は最優先事項だ。だけど、今の時期、病院には行きたくない気持ちでいっぱいだった。内服薬が終わってしまうので行かないわけにはいかないのだけれど。

 

予約時間は10時30分。車いす用の駐車スペースはいつも通り満車だったけれど、一般の駐車スペースはかなり空いていた。入り口でアルコールの手指消毒を済ませ中に入ると受付も待合室もかなり空いていた。

当然、マスクは着用していたけれど、待合室にあるマスクの自販機は在庫なし。ぐるっと見回すと、職員も患者もほとんどの人はマスクを着用していた。それでも数人の患者さんは付けていなかった。多分、その人たちは欲しくても手に入らないのだろう。

 

病院に着いて総合受付を済ませ、夫がトイレに行きたいというので担当の受付にその由を伝えてトイレに行き、戻るとすぐに診察室から呼ばれた。数分の診察、会計を済ませ、院外薬局の手続きを済ませて時計を見ると10時25分。予約時間前にすべてが終了した。

「いつもは総合病院に受診するほどではない予約外の患者さんが多いということだろうか・・・」そんなことを思いながら帰宅した。

 

昼食を済ませてから、この間から作りかけていたマスクを作った。

生協で注文はしているけれど抽選なので当たりそうもない。300人に1人ぐらいの当選確立なのでくじ運の悪い私など当たる気もしない。使い捨てのマスクはもうすぐ終わってしまいそうだし、マスクがないと買い物にも行けない。それでついにお尻に火が付いたというわけだ。

 

何とか2枚完成。

年寄りなのでやっぱり白がいいと思い、表は晒にした。

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裏は肌触りを考え、ダブルガーゼにした。

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無料の型紙をプリントアウトして使用。女性サイズなのだけれど、普段はプリーツタイプの使い捨てマスクを使っているせいか、ちょっと小さいような気がする。

次はプリーツタイプを作ろうか、もっと簡単なフラットタイプにしようか迷い中。使い捨てマスクはもうしばらくはあるけれど、夫の分の布マスクも作っておきたいし。

家で過ごす日々

我家の前の公園のさくら、木曜日の朝にはまだ3分咲き程度だった。それが夕方には5分咲きになり、金曜日には7分咲き、そして昨日やっとほぼ満開になった。

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今年はわざわざどこかへさくらを見に出かけることはなく、ゴミ出しの時に公園のさくらを近くで眺めたり、窓からこうして眺めている。

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日中は子どもたちやその親御さんたちが、平日の午後には学童の子どもたちと指導者の方たちが「いいのかなあ」と思うほどいるけれど、朝早くだったり、夜になれば誰もいないので庭から独り占めだ。

 

今は食料品を買いに出かけるぐらいでほとんど外出していない。

家にいても庭仕事をしたり、片づけをしたり、本を読んだり、録画番組を見たり、小物を作ったりと、やることは山ほどある。それに、もともとインドア派なので家で過ごすことが苦痛なわけではない。だけど、たまには友人と思う存分おしゃべりしたり、お茶を飲みに出かけたりしたいと思う。

 

この間、仮置きマスクケースを作ったことを書いた。

 出来上がったその日だったか翌日だったか忘れたけれど、久しぶりに義姉が来た。その時、お茶を出したら顎マスクにしたので一つ上げた。

本当は洗い替えも必要なので2つとも上げてしまおうかと迷ったけれど、自分自身もすぐに使いたかったのでまずは1つだけにしておいた。で、すぐに自分と義姉の洗い替え用、友人にもプレゼントするつもりでまた作った。

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年寄りばかりなので裏は無地にしておいた。 

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6個作ったのだけれど、わけあって写真は3個だけ。

 

明日は夫がデイケアに行く日。

私は草取りをして、片づけをして、食料品の買い出しに行き・・・

あとは、使い捨てマスクが残りわずかになってきたのでマスクを作ろうかと思っている。明日も買い物以外は家で過ごす予定でいるけれど、友人とおしゃべりしたいなあ。

今はそれぞれができることを

3月の簡単リメイク講座は新型コロナウィルスの感染拡大を受け、中止になった。

今の私が唯一参加できるとても楽しみにしている講座なのだけれど、中止は仕方がないことだと思っている。

4月は1日の予定だった。予想はしていたけれど新型コロナウィルスの感染拡大が未だにとまらない。で、4月の講座も中止になった。

もしも行うとしてもお休みするつもりでいたので残念だけれどこれも仕方がないことだと思っている。

 

もしも私が感染したら・・・

介護が必要な夫はどうなるのだろう。

夫が感染したら・・・

デイケアは閉鎖されてしまうだろう。職員の皆さんや利用者さんたち、その家族の方たちにまで影響がある。隣接するクリニックの整形外科を受診をし、同じフロアでリハビリをした患者さんにも。ひょっとしたら多くの人たちの命まで脅かすことにもなりかねない。そう思ったら、今の時期に講座に行くことは考えられなかった。

 

この間、ある方のブログにバズフィードジャパンのニュースが張り付けてあった。それは新型コロナウィルスの感染拡大で「世界各国の医師たちが写真を撮り、訴えたこと」という記事だった。

その記事には医師からの「たった一つのお願い」として「私たちは皆さんのために職場に残った。だから、私たちのために家に止まってください」と書いた紙を持って訴えていた。

 かつて、私は職場で医療安全、感染対策に携わっていた時期がある。サーズが流行した時には違う部署だったけれど、テレビで報道されているような防護服を着用しての訓練に参加した(私自身は防護服を着たわけではなく、他の役割で)。今は、一緒に働いていた同僚がその部署にいると今年の年賀状に書いてあった。看護部のトップもかつての同僚だ。彼女たちはおそらく毎日が緊張の連続で、疲弊していることだろうと想像する。私自身も感染対策に関わっていた時期には何もない状況であっても毎日が緊張の連続だったのだから。いつまで続くかわからない状況下で、しかも自分も感染の危険にさらされながら最前線で働いている医師たちがこの国のニュースを見れば多くの人の危機感の無さに驚いてしまうことだろう。そして、これ以上感染が拡大したら大変なことになるという危機感からこういう写真で訴えているのだと思う。

だから・・・

今、身近に感染者がいなくても、自分が破れた網にならないようにしたいと思う。最前線で働いている医療者たちに敬意を示し、今はいろんなことを自粛してでも自分にできる対策を実行しなければならないと思っている。そして、この状況が早く終息し、治療薬が早く開発されますようにと願っている。

 

金曜日にここまで書いて誤字脱字をチェックしてからアップする予定でいた。それが、土曜日にPCがトラブルで使えなくなり、月曜日に修理に出した。火曜日には修理が完了したと連絡があったのだけれど受け取りに行けず、やっと今日、受け取りに行ってきた。PCはもう1台あるし、タブレットスマホでもインターネットは使えるけれどやる気が起きず、しばらくの間ネットに無縁の生活を送っていた。

PCはハードディスクを交換する羽目になり、データーは失われるし、メールの設定もやり直しだったりして年寄りにはきついことだらけだ。それでもはてなにはログインできたし、皆さんのブログにも訪問できるようになった。お気に入りに入れてあった方々のところへはもうしばらくの間は訪問できないかもしれないけれど。

書きたいこともたまっている。だけど、介護中の身。慌てずゆっくり元に戻していこうと思っている。