今日は私の誕生日です。
もう、「おめでとう!!」と言われるような年ではないけど、それでも、なんだか今日はとっても寂しくなるような1日でした。
私が子どもの頃、誕生日にはいつも母がお寿司を作ってお祝いをしてくれました。ちょっと甘めの寿しごはんで。おいしかったことを思い出します。
結婚して子どもが生まれ、大きくなって独立して・・・
その間は自分の誕生日のことなど忘れて生活していたような気がするけれど、それでも寂しいと思ったことはありませんでした。
子どもたちが独立してからは、私の誕生日にはいつも夫と2人でお寿司屋さんに行くようになりました。
でも、夫が倒れてからはそんなことを思うゆとりもなくなってしまいました。
そして、今年。
少しゆとりが出てきたのかもしれません。
お天気ならば、歩いて行ける所にあるお寿司屋さんに夫と一緒に行こうと思っていたのです。
そのお店には車いす用のトイレがあるので安心して行けると思ったので。
だけど、今日は残念ながら昼過ぎまで雨でした。
まあ、どうでもいいといえばどうでもよかったのだけれど「夕食の準備から解放」というプレゼントを自分自身にあげようと思い、夫がお昼寝中にスーパーでお寿司を買ってきました。
そして、夫に「『えむこおめでとう!!』って言ってくれる?」と言ってみたら、首を縦に振って「うん。うん。」と返事をしてくれました。
それで、今日の夕食の時に350mlの発泡酒1缶飲んで、お祝いをしました。
ほんとは母のお寿司がもう一度食べたいのですが。
この記事をアップしたあと、二男から「お誕生日おめでとう」と、電話がありました。
あんまり嬉しくない用件のついでだったのですが。
それでも、子どもからのたった一言で、すっかり幸せな気分になれたのです。子どもの力ってすごいものだと思います。
その後。
長男からも「お誕生日おめでとう」と、メールでメッセージが届きました。
「覚えていてくれたんだ。気にかけてくれてたんだ・・・」と思ったら、不覚にも涙がこぼれてしまいました。