夜中の2時か3時頃だったでしょうか。
胃がキリキリと穴が開きそうなほど痛くなって、目が覚めました。
それで、しばらくの間、夫に気付かれないように、そ~と胃の周りを手のひらでマッサージをしていたのです。
夫はね、病気になる前から、えむこの体調が悪いとすごく心配するのです。特に胃の調子の時はね。
それに、夕方「歯がちょっと痛くて、腫れてるみたい・・・」って言っただけでも、ものすごく心配そうな顔をしてえむこを見たので「胃が痛い」なんて、とても言えないのです。
実は、えむこの母は52歳の時に胃がんで倒れ、54歳になったばかりで亡くなったのです。
倒れたというのは、夜寝る前に「真っ黒い便が出た」と、心配しながら寝たその夜に、トイレに起きた母は廊下で倒れてしまったのです。その時は意識がない状態で・・・
そして翌日、受診した病院で胃がんと診断され(本人には未告知でした)、胃の全摘術を受けたけど、54歳になったばかりで亡くなってしまったのです。
えむこが25歳になったばかりのことなのです。
だから、えむこは夜中に胃が痛くなったりすると、自分だってすごく不安になって、トイレにも行けなくなってしまうのです。
マッサージをしながら、いろいろ考えていました。
夏の疲れが出たのかな~ とか・・・
冷たい麦茶にアイスコーヒーに冷たい水。そして、時々はビールまで飲んでいたし・・・
毎日のようにアイスも食べていたし・・・
でも、アイスは口の中で溶けちゃうんだから悪くはないよな~
最近は、ちょっと涼しくなったからって、夫の昼寝中に煎餅ボリボリ食べていたし・・・
やっぱり、今日のビールが1番いけなかったのかしら・・・ なんてね。
夫が脳出血で倒れてから1年以上はアルコールは一切口にしなかったし、自分の生活にも随分気を付けていたのです。
それから、夫に介助が必要となった時「夫より先には絶対に死ねない。だから、からだには気を付けよう・・・」と、心に決めたのですよね。
えむこ!! そんな気持ちはどこに行ってしまったの・・・
なんて、最近の食生活を振り返って、反省しきりなのです。
今回はしばらくマッサージを続けていたら、かなりよくなって眠ることができたけど、これは絶対に警告に違いないのですよね。
あと、2週間後には母の命日がやって来ます。
母が「体を大事にしなさいよ」って、えむこに警告を発してくれたのかもしれません。
今日からは冷たいものはちょっとひかえ、特にビールはやめて、体を大事にするつもり。
夫のためにも、えむこのためにもね・・・