えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

昨日は鉄道の日

昨日は体育の日だったけれど、鉄道の日でもあったらしい。

我家には日めくりがかかっていて、それに書いてあった。毎年、各地でいろんなイベントが開催されていたようだが、私はそれを見るまで鉄道の日があることすら知らなかった。

 

以前にも書いたけれど、私は電車が好きだ。鈍行でも、快速でも、新幹線でも、私鉄でも。

それと同じぐらい、時刻表も大好きで、旅行に出かける前にはA4サイズの時刻表を買っていた。電車の運行時刻は年に2回、春と秋に大改定されるけれど、その後は多分、大きく変わらない。だから、時刻表は毎月発行されるけれど、次の旅行に出かけるまではその1冊で楽しんでいた。

時刻表を買ったことがある人なら分かると思うけれど、あれは電車の時刻を調べるだけでなく、切符の情報や旅行の情報も満載なのだ。

その中でも、私が特に好きなのは、最初のページにある全国の鉄道地図。これが実に楽しい。ほんとに楽しいのだ。その地図を見ているだけで、全国どこへでも行けてしまうのだから。もちろん、気分だけだけど・・・

独身時代には、A4の時刻表をそのままリュックに入れて旅行していた。電車の中では、それを膝に乗せ、停車駅と鉄道地図を見比べては楽しんでいた。

結婚してからは、しばらく旅行にも行けない時期があった。それが、夫が倒れる前の10年ぐらいは、年に何回かは青春18きっぷを使ってだけれど、旅行ができるようになっていた。

その時は、時刻表の鉄道地図の部分と、目的地までの路線の時刻表を切り取り、その部分だけを持って出かけた。

時刻表は無線綴じになっているので、上手に引っ張れば、きれいに必要な部分だけ破ることができるから。例えば、京都や奈良に行く場合には東海道本線山陽本線関西本線の上りと下りの部分というように。

乗換えのないところに出かける時にはネットで調べれば簡単だ。だけど、途中下車する時や乗換えがある時にはやっぱり時刻表の方が断然いい。

 

夫が倒れた今、時刻表を持っての旅にはまだ行けそうにない。

まずは鉄道地図を見ながら夫と行けるところを探してみよう。そして、頭の中でシュミレーションをしておこう。そうすれば、旅への思いがもっと膨らんだ時には必ず行けると思うから。

それまでは、1人で電車に乗って行けるところにも行ってみよう。

東海道本線の二川から新所原へ、そこから遠州浜名湖鉄道に乗って掛川へ。帰りは掛川から東海道本線で二川まで。このぐらいなら、夫がデイケアに行っている間でも行けそうだ。昼ご飯を食べる時間の他には1時間ぐらいしかゆとりはなさそうだけど。でも、遠州浜名湖鉄道は景色がいいし、電車に乗っているだけでも楽しそうだ。

昨日はこんなことを考えながら、1人で鉄道の日を楽しんでいた。