友人は予定がないと気分が沈み、その日をどう過ごそうかと悩むという。
私は予定がぎっしりだと、それが自分がしたいことであっても、楽しいことだと分かっていても、自分のことでなければ尚更のこと、頭の中が予定に占拠され、それだけで疲れてしまう。
今週は結果とても楽しかったのだけれど、そんな週だった。
水曜日は「ふれあい音楽会」だ。
年15回のうち、歌が入るのは数回ぐらいでほとんどは演奏会なのだけれど、今回はその数少ない歌の回だった。
ミュージカル ア ラ カルト ~ミュージカルの世界を華麗にお届けします~
と題し、13年間劇団四季に在団し、「ライオンキング」や「マンマミーア」「李香蘭」「エビータ」「ジーザスクライストスーパースター」などに出演し、「オペラ座の怪人」ではラウル子爵、「夢から覚めた夢」では夢の配達人を演じたという男性ボーカルと、大学の声楽科を卒業後、同じく四季で「ジョン万次郎の夢」や松竹「ザ・オダサク」・・・、ディズニーの15周年コンサート「ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ インコンサート」全国ツアー他、ミュージカル、オペラ、様々なジャンルのコンサートに出演したり、映画の挿入歌やCMソングなど等、スタジオワークなども行っている女性ボーカルと、ピアノ奏者のコンサートだった。
私は四季のことも、ミュージカルのことも、オペラのことも、詳しくないけれど、さすがに声量もあり、すばらしい声だった。男性の声ももちろんだけれど、特に女性はうっとりとするような美しい声だった。そして、美女とハンサムでもあり、いろんな面で楽しませてくれた。
木曜日は蒲郡図書館まで「内藤勲の 似顔絵ッセイ展」を見に行った。
蒲郡までは車で片道約1時間かかる。連日、朝から出かけると疲れてしまうけれど、今週も予定がびっしりで、その日に行かなければ行ける日がなかったのだ。
今年は15点の作品に描かれている人物全員が私も知っている人たちだった。
絵はいつものようにやさしい笑顔ばかりなので、見ているだけで私も笑みがこぼれてくるような気がする。エッセイは読んでいると「そうそう、私もそのテレビ見ていた」とか「私もこの間、その本買ったばかり」とか、・・・そうそう、そうそう・・・と頷きながら読んでいた。そして、エッセイの中に書かれている本で読んでないものはメモし、帰宅してからすぐに図書館で予約した。何といわれても、私はこの間の金子さんと内藤さんのファンだから。
そして、予定が無事に終了すれば、行く前の疲れは何処へやらで、残るのは感動や温かな気持ち。行って良かった、行けてよかった、という気持ちだけ。
昨日、今日は町内の秋祭り。朝早くから家の前の公園だけでなく、町内中で花火の音が鳴り響いている。なので、小鳥さんの声はしない。
でも、チヨウはお構いなしで飛んでくる。これはツマグロヒョウモンでしょうか?
五色椿の葉っぱに長いこと止まっていたけれど、卵を産んでいたのかしら・・・