昨日、朝起きてブラインドを上げるとモミジバアオイが咲いていた。
この花が咲くといつも「夏が来たなあ」と思う。
外は雨が降っていた。
1日花なのに何も雨の朝に咲かなくてもいいのに・・・と思いながらも愛おしく、しばし見とれた。
そういえば、7月の初めの大雨の日に玄関のドアのところにセミの抜け殻がくっついているのを見つけた。
と同時に、公園でセミが鳴いているのが聞こえた。その時も、なにもこんな日に脱皮しなくてもいいのに・・・と思ったことを思い出した。
今日は梅雨の中休み。空には灰色の雲が覆ったり、青空が見えたりの1日だった。
このところ雨続きだったので庭の草は見るに堪えない状態だ。
夫はデイケアの日なので早めに外に出てお迎えを待ちながら草取りをした。出かけてからも1時間ぐらいは夢中で草を取った。
ふっと見上げると目の前に風蘭の花が咲いているのを見つけた。
40年ぐらい前に友人からもらったものだ。
庭木の又のところに引っ掛けてあるだけで何の手入れもしていないのに毎年花をつけてくれる。真っ白い花は高貴な感じでとてもステキだと思う。
ギボウシも雨風に耐えながら咲いていたようだ。
こちらも自然のままで何にも手入れしていない。それでも薄紫色の花がたくさん咲いている。
写真は撮らなかったけれど、木々のあちこちにはセミの抜け殻がいっぱいくっついていた。
「こういうことも私の楽しみの一つ」
そう思える日は気分よく草取りができた日なのだ。まあ、今の私はどこかに出かけるという楽しみは皆無なのだからこんなささやかなことが最高の楽しみなのかもしれない。