えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

受診日の雨は辛い

今日は夫の脳外科の受診日だった。

3か月に1度、総合病院で経過観察している。

 

予約日が近づくとお天気が気になり、毎日夕方のニュース情報番組の天気予報を見ている。夕方の番組の天気予報が一番地域に密着した予報で豊橋の情報も放送されるからだ。同じ愛知県でも名古屋と私が住んでいる豊橋ではかなり違い、豊橋では静岡県西部地方の予報の方が名古屋より近いぐらいだと思っているからだ。

 

1週間前の木曜日、週間天気予報では水曜日までは晴れ。木曜日は曇りだった。翌日も木曜日までは同じで、金曜日は雨の予報だった。そうすると嫌な予感が始まる。金曜日の雨は土曜日に移動するかもしれないけれど、木曜日になるかもしれないと思うからだ。翌土曜日になると嫌な予感は的中し、もう木曜日は雨の予報に変わった。その時点では午後からの雨予報だったものが昨日の予報では9時から12時に傘マークがついていた。

お天気は自分では変えられないので考えても仕方がないのだけれど「雨だと嫌だなあ」と当日のことを考えただけで憂鬱になってしまう。

 

今朝、起きたとき、どんよりした雲が空を覆い、今にも降り出しそうな様子だった。

朝食を食べ終えたころにはパラパラ降りはじめ、出かけるころには本格的な雨になっていた。

玄関から車庫までのアプローチが結構長いけれど、そこまで濡れない工夫をすれば車庫は屋根があるので乗り降りには困らない。問題は総合病院に着いてからだ。

車いす用の駐車場はあるけれど停められたことはないし、停められたとしてもそこには屋根はない。建物前の歩行スペースの前には屋根があるけれど完全に雨にぬれずに乗降できるほどの屋根ではない。そして、車いすの駐車スペースとタクシー乗り場とバス乗り場があり、乗降に使えるスペースは2台分ぐらいしかない。しかも、柱はあるし、歩行スペースとの境目の10㎝か15㎝ぐらいは45度ぐらいの斜めになっている。車いすの人にやさしくない造りだ。

以前入院していた回復期リハビリ病院や歯科に通っていた療養型病院、コロナワクチン接種に行った近くの病院などには屋根付きの乗降スペースがあった。もちろん、1台しか使えないし、駐車スペースではないので車いすの人を下ろしたら車は移動させなければならないし、順番を待つ必要はあったけれど、濡れる心配せずに安心して乗降できた。

 

病院に着いた時、結構な雨が降っていた。前述したように車の半分ぐらい屋根がかかる位置で乗降できるところは2か所しかない。2か所とも埋まっていたのでしばらく待っていた。そこに停める人たちはたいてい車いすの人の乗降に使っている。見ていると、前の人は3人がかりだ。一人は車いすが雨に濡れないようにしている。あと二人は乗降の介助をし、降りたら二人は車いすの人に付き添い、もう一人は車を動かした。もう一組も三人がかりだった。

私は一人。何だか介助を手伝ってもらえる人たちが羨ましかった。

私は雨がっぱを着て、車いすを車から下ろし、濡れないように準備。それから夫を一人で介助して下ろし、車いすに乗せ、入り口付近の濡れないところで待っててもらい、車を駐車スペースに移動。

受診後も同じ。

受診を終えて家に戻ったら疲れてもうぐったりだった。

それでも昼食は作らなければならない。内服薬は調剤薬局にもらいに行かなければならない。

 

介護タクシーを頼めばよかったかな」と思うけれど、行きは良くても帰りのことを考えると悩ましい。75歳になったら免許を返納し、訪問診療に切り替えようかと思案中だけれど、こんな日には75歳まで待つことはないかと考えてしまう。

それでも、受診は3か月に一度。毎回大雨が降るわけでもないし、もう少し頑張ろうと思いなおしている。