えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

彼岸花がやっと咲いた

我家には白の彼岸花がある。

毎年、彼岸の入り少し前には咲き始めるのだけれど、今年はいつになっても出てこなかった。

いろんな方のブログを読んでいると「今年は遅かった」とか「やっと咲いた」とか「見に行ったけれど数が少なかった」とか書いてあったので、我家の彼岸花もそのうち出てくるだろうと思っていた。だけど、彼岸が明けても出てくる兆候もなく、絶えてしまったのだろうかと諦めていた。

すると、土曜日に同じ市内に住む方のブログに「やっと白い彼岸花が咲きました」と写真がアップされていた。「ひょっとしたら我が家でも・・・」と思い、窓から眺めてみると、茎が延びているのが見えた。

それから4日目の今朝、やっと咲き始めた。

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まだ完全には開いてないけれど、本当にやっと、やっと咲き始めた。

彼岸が明けてもう何日も経つというのに、今頃咲き始めるというのは今年はそれだけ暑かったということだろうか。植物は気温に敏感で正直だから・・・

 

夫が元気だった頃、友人に貰ったからと植えた白の彼岸花。絶えることなく、時期が少しずれてしまったけれど、今年も咲いてくれてよかった。

新聞の運勢欄を読んで

木曜日のこと。

水曜日の地方紙が読みたくて、片付けの合間に時々行く喫茶店へ行った。

普通、喫茶店には当日の新聞しか置いてない。だけど、その喫茶店は新聞や雑誌の棚の下に古い新聞をためて置ける箱が作り付けてあり、常連さんがママの許可を得て、そこから探しているのを見たことがある。で、私もお願いして読ませてもらった。

 

地方紙は地元のニュースが満載なので面白い。だけど、今の我家では2紙も購読するゆとりはなく、全国紙1紙しか購読していない。なので、喫茶店に行った時においてあればそこで読んでいる。

 

木曜日も、もちろん当日の新聞も読んだ。

その地方紙には「今日の運勢」みたいなコーナーがあり、その日の私の運勢欄には細かい言葉まで覚えていないけれど「親しい友人と楽しいおしゃべりをすると良い」みたいなことが書いてあった。

 

私は運勢とか占いとかおみくじとか、信じているわけではない。だけど、読むのは好きだ。良いことが書いてあれば素直に喜び、嫌なことだったら「ふーん」と流して終わる。その日は「親しい友人と楽しいおしゃべり・・・」と言う言葉を読んで、友人とおしゃべりをしたい気分がむくむくと湧いてきた。 

その日、私は友人とリメイクの作品展に行く予定だったけれど、友人が急遽仕事になり中止した。高校時代の友人Yちゃんはネールサロンに予約がしてあると以前聞いていた。それでか、すぐに大先輩の友人T子さんの顔が浮かんだ。

 

T子さんとは1週間前に会ったばかりだ。その日中止になったリメイク作品展の初日に一緒に出掛け、たっぷりとおしゃべりもした。なので、ちょっと迷った。だけど、またおしゃべりしたい気持ちの方が勝り、昼食を済ませた後で電話した。すると、彼女は受話器を取るなり「ヒマヒマしてるから遊びにおいで」と言ってくれた。

 

この間たっぷりおしゃべりしたばかりなのに、次から次へと話が弾み、大きな声で笑い、1時間半ぐらいの時間があっという間に過ぎ、とても楽しかった。

そして、先日会った時にいただきものの布を彼女に貰ってもらったのだけれど、1週間のうちにもうTシャツ2枚と上着1着が出来上がっていた。しかも、2枚のTシャツのうち1枚は私のサイズで作っておいてくれたのだ。その上、まだ残っている布で2人分のTシャツを作り始めていた。

私は知人からいただいた布を無駄にしないために彼女にあげただけ。彼女はその布を使って自分のものと私のものまで作ってくれる。私はただで儲けたということになる。何とありがたいことだろう。

 

新聞の運勢欄を読んで、親しい友人と楽しいおしゃべりをしたら本当に良いことありました。

嬉しかったこと、うつうつしたこと、頑張ったこと

毎日、書こう(書きたい)と思いながら、夫が寝てしまうと途端に疲れが出て「まあいいっか」と思い直し、テレビの部屋でダラダラと過ごす毎日だった。

 

誕生日の翌日、小さな小包が届いた。差出人の名前を見ると長男家族の連名だった。

包みを開くと、上の孫娘が書いてくれたバースデーカードと、刺繍セットが入っていた。

こんなようなもの。

写真を撮ればいいのだけれど、ちょっと横着をして似たようなものをのせてみた。(送られてきたセットの中には刺繍枠やイチゴのかわいいピンクッションも入っていた。糸の数も違うし、入っていないものもあるけど、こんなもの)

 

お盆に帰省した時、上の孫娘が夏休みの自由研究として刺繍をするのだと言い、こんな刺繍セットを持っていた。その時、私があまりのかわいらしさに「わあ、いいね ‼ 」と言ったのを覚えていてくれたようだ。うれしいね。こんなプレゼント。

 

私は 刺繍の道具も糸も持っている。だけど、こんなにたくさんの色はない。これだけ色が揃っていると、見ているだけで楽しくなってくる。そして、何でも刺せそうな気にもなり、俄然、やる気がおきてくる。と言いながら、まだ刺繍の本を見ているだけで、刺してはないのだけれど。まあ、今度の帰省までにはいろいろ刺して、何か形にしておきたいとは思っている。

 

連休最終日の月曜日のこと。

我家の地区は「こわすごみ」出しの日だった。このところ、離れ2階の片づけをしているのでこわすごみもかなり出る。

ごみ出しは明け方から8時30分までに出すことになっているので、6時ごろ、先ずは2袋のごみ袋を持ってごみステーションに行った。すると、廃品回収業者らしき軽トラックがゆっくりと近づいてきた。荷台には他のごみステーションから拾ってきたと思われる規定のこわすごみ袋がいくつか積んであった。

そのゴミステーションでは私が一番乗りであったこともあり、軽トラックは私の顔を見て通り過ぎて行った。私が家の前まで戻ると、ご近所さんが扇風機を2台、捨てて行った。再度、残りのごみ袋を持っていくと、もうその扇風機は2台とも持ち去られていた。おそらく、その軽トラックが持っていったのだと思う。

ごみステーションから持ち去ることは違法行為だ。そう思うと、すごく嫌な気がした。最近はそういった行為を見なくなったので市の広報が行き届いたのかと思っていたけれど、相変わらず横行していたのだ。直接言うことも、通報することもできず、知らん顔している自分になんだかうつうつとしてしまった。

 

その日は祝日だけれど、夫はデイケアの日だった。

断捨離はできないけれど、それでも少しづつは終活をしなくてはと、夫が出かけるとすぐに離れ2階の片づけを始めた。

半日以上、頑張って片付けたけれど、押入れから出したものや、夫が倒れて以来押し込めていたモノたちはそうそう簡単には片付かない。使えるけれど使っていないモノたちを処分しないと無理なのだと思う。分かっているけど私にはそれが一番難しい。年末までには何とか片付けてしまう予定でいるけれど、こんなに頑張る日があとどのぐらいあればいいのだろう。

友人からのレターパック

昨日、出先から戻り、郵便受けを見ると、中にレターパックが入っていた。

差出人は見なくても分かった。私にレターパックを送ってくれるのは看護学校の同級生Mちゃんに決まっている。いつも私の誕生日に間に合うようにバースデイカードとちょっとしたものを送ってくれるのだ。何年もメールやハガキの交換をしていたけれど、彼女のパソコンが壊れてからご無沙汰だったのに「誕生日を覚えていてくれたんだ」と思ったら嬉しくて、ひとりだということも忘れ、ついつい「わあ ‼」と声が出てしまった。

 

彼女とはもう半世紀以上のお付き合いになる。学生時代は一緒に旅行にも行った。卒業してからは彼女はそのまま実習先の大学病院に就職、私は地元に戻った。だけど同じ県内なので、独身の頃には私が名古屋に出かけるときには連絡を取っては会っていた。

私が結婚してからは年賀状だけのお付き合いになり、定年を間近にしたころから手紙やはがきのお付き合いが始まり、毎日のようにメールをし合うようにもなった。

 

そんなお付き合いが再開し、10年ぐらい続いた。だけど、彼女のパソコンが2年ぐらい前に壊れ、どちらかと言うと超アナログの彼女はパソコンを買い替えることも修理することもやめた。携帯もメールの契約はしてないという。もちろんスマホではなくガラケイだ。それでメールをすることもなくなり、たまにハガキを出し合うだけのお付き合いになった。

 

それなのに、私の誕生日を覚えていてくれた。それだけでも嬉しいのに、バースデイカードやちょっとしたものまで送ってくれたのだ。いくつになっても「おめでとう」の一言はうれしい。

 

お隣からのこぼれ種で 毎年生えてくるコスモス。

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数日前に1輪咲き、今日はこんなに咲いていた。

 この間まで猛暑が続いていたせいか、葉っぱは茶色く焼けたようになっているし、栄養も悪いのか花も小さい。だけど私にとってはこれも自然からのプレゼント。うれしい限りだ。

順番に一つ一つ片付ければ大丈夫

 予定や忘れてはいけないことはカレンダーに書き込んでいる。

誕生日や命日など、毎年変わらないことはカレンダーが手に入った12月のうちに書き込んでいるのだけれど、あとは分かった時点で書き込むようにしている。例えば、病院や美容院の予約、資源回収、友人との約束・・・等など。

 

私は例え楽しいことであっても事前の約束はあまり好きではない。だから、そういう書き込みはほとんどない。「誰それさんと何処どこへ」と書くより「今日、コーヒー飲みに行く時間ある?」とか「何処どこへ行かない?」などと、急に誘われる方が好きだ。前もって約束してしまうと、例外はあるのだけれど「やらなければならない」とか「行かなきゃならない」とか考しまい、憂うつな気持ちになってくるのだ。約束に限らず、予定がぎっしりと入ること自体がだめなのかもしれない。友人は何も予定がないと何をしようかと悩んでしまうと言うのだけれど、私はあれをしよう、これをしようと考えることが楽しいのだと思う。たぶん。

 

9月は楽しいことも含め予定がぎっしり入った月だった。カレンダーが真っ黒になるほど予定が書かれていて見るたびにため息が出るほどだった。私の歯科受診、眼科受診、運転免許証の更新、愛車の12か月点検、夫の歯科受診、お墓参りにお寺の行事。楽しいことでは簡単リメイク講座、友人と作品展を見に行く約束・・・等など。

 

楽しいことだってたくさんあるのに、先月から「9月はあれもこれもある・・・」と些か憂うつだった。それでも、そんな気持ちになるといつも父の言葉を思い出しては心を落ち着かせていた。

以前にも書いたことがあるけれど、父がまだ元気だった頃、私が「職場でも家でもやることばかりでイライラしてしまう」と愚痴を言ったことがある。すると、父が「順番に一つづつ片付けていけば必ずできるから大丈夫だよ」と言ってくれた。それからはやることが重なりイライラし始めると父の言葉を思い出しては心を落ち着かせてきた。

 

9月も半ばになり、やっと落ち着いた。

歯科受診は2回終え、あと一回受診すればおそらく終了すると思う。眼科の受診も終えた。夫の歯科受診も済んだ。運転免許証の更新も済んだし、愛車の12か月点検も終わった。実家のお墓参りにも行ったし、簡単リメイク講座はすごく楽しかった。あとは今週と来週に約束が1件づつと歯科受診、そしてお寺の行事が残っているだけ。約束はどちらも楽しいことなのだし。本当に、順番に一つづつ片付けていけば必ずすべてやり遂げることができるのだ。

父が来て 今日も教訓 置いていく

 

 10日ぐらい前に咲き始めたシュウメイギク

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一番乗りのこのこはもう散ってしまい、次の花はまだ咲かないけれど、つぼみはたくさんついている。予定はだいぶこなし、ちょっと心にゆとりができたから今度は花が咲くのが楽しみになってきた。

運転免許証の更新

数年前から視力が低下したと感じるようになった。

日常生活では車を運転していても、新聞や本を読んでいてもそんなには感じないのだけれど、テレビを見ていると人の顔がぼやけたり、画面の字幕がぼやけたり、録画する時に画面が見ずらいと感じるようになった。同時に、目の表面が擦れるような感覚や、涙が出にくくなったような気もしていた。

ドライアイだろうか、白く靄がかかったような感じはしないけれど、年齢的に考えれば白内障だろうか、それとも単に、近視か遠視か乱視だろうか・・・と心配していた。心配していないで、すぐに眼科へ行けばいいのだけれど、時間的なことや金銭的なことを考えると、すぐに行こうという気にはなれなかった。何より、看護師だったにもかかわらず、病院がとても苦手なものだから。

 

今年は運転免許の更新があり、このままでは視力検査に通るだろうかと心配だった。今年は更新の前に高齢者講習を受ける必要があり、その時にも視力検査がある。で、その時までは市販の防腐剤が入っていない涙に近い成分の目薬を使ってみたり、宣伝を信じるわけではないけれど、ブルーベリー・ルティーン配合のサプリメントを生協で買ってみたり、眼科医が書いたという視力が良くなるという本や、擦るだけで視力が良くなるというタイトルの本を買ってためしてみたりした。今までの私ならこんなことはまずしなかったと思うけれど。

結果はどれも効果はみられず、5月に高齢者講習に臨んだ。

 

高齢者講習には視力検査と実技がある。視力検査には静止視力、動体視力、夜間視力、視野検査があり、実技は車線変更、一旦停止、クランク、S字カーブ、車庫入れ、数センチの段差をアクセルいっぱいに踏み込んで上り、急ブレーキをかけて止まる・・・など等。私は実技より何より、視力検査が心配でならなかった。

 

結果は、動体視力、夜間視力、視野検査は問題なかった(普通かやや良いという結果だった)のだけれど、静止視力だけは本番では通らない値だった。

 

視力が通らないと分かり、仕方なく眼科を受診した。医師からは白内障が始まってはいるけれど、メガネで矯正すれば間違いなく通ると言われ、メガネを作った。確かにメガネをかければ全体に明るく見えるし、右だけでも1.0までは見えた。

 

夫が倒れる前、我家には車が2台あり、夫は仕事に、私は通勤に使っていた。
そして、私は65歳まで仕事を続け、65歳になり仕事を辞めたら車は1台にし、70歳になったら車を運転すること自体をやめようと思っていた。
我家の辺りは田舎なので車がないと不便ではある。それでも駅に行くには市内電車があるし、自転車にも乗れる。歩くのだって嫌いではない。だから、夫が倒れる前はずっとそんな風に考えていた。

車の方は夫が倒れた時点で運転ができなくなり、1台にした。だけど、夫が倒れたことで生活環境が一変した今、運転をやめようと思っていた年齢にもうすぐ達するというのにまだやめられないでいる。本当に必要なのは車椅子の夫の病院受診の時ぐらいだし、最近では高齢者による事故の報道を目にするたびに恐ろしくなり、もうやめようと思うのだけれど。 

 

視力のこと、高齢者による事故のこと、など等、いろいろと考えることばかりだったけれど、もうしばらくは車の運転をすることに決め、この間、運転免許の更新に行ってきた。

結果、視力検査はぎりぎり裸眼で大丈夫だった。これで、何事も起こらなければ5年間は運転できることになった。

だけど、次回は更新しないつもりでいる。今年の内にやめてしまうのか、来年にするのか、それとも、次の更新直前まで運転することにするのか、まだ決めてはいないけれど。これまで以上に安全運転に心がけ、ゆっくり決めようと思っている。

かなり不便にはなるけれど、免許がなければ死活問題と言うわけではないのだから。

簡単リメイク講座でバネポーチを作った

今日は簡単リメイク講座だった。

作ったのは10㎝のバネポーチ。

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写真では伝わらないけれど、色合いもステキだし、とても肌触りがいい生地だ。聞かなかったけれどたぶん着物地。だと思う。

 

後ろ側はこんな感じ。バラのつぼみに見えるでしょうか。

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バネを開くと、内側はこんな感じのかわいい花柄。こちらは木綿地。

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左手でバネを開き、右手でカメラを持ち、液晶画面を見ることなくシャッターを切ったので歪んでいる。

 

8月の講座で作る予定だと、7月のうちに完成作品を見ていたのでとても楽しみにしていた。でも、8月は講座がお休みになり、楽しみは1か月延びて今日になった。

 

私は手鈍いのか2時間の講座では時間が足りず、夕食後に夫そっちのけでチクチクして完成させた。出来栄えはきれいとは言えないけれど、とってもかわいいバネポーチができて大満足だ。写真より実物の方が何倍もステキなのだから。

自画自賛です。