えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

動かないとダメになりそうだ

今年はコロナで始まり、長い梅雨。その梅雨がやっと明けたと思ったら連日の厳しい暑さ。そして、またコロナの感染拡大・・・

毎日、毎日、ため息の連続で、心身ともにおかしくなりそうだ。

 

かといって、食欲が落ちるわけでもなく、夜もエアコンをかけっぱなしなので眠れないということもない。心身ともにおかしくなりそうだと言っておきながら心身ともに頑強だということか。

 

暑かったり、コロナのことがあったりで、最近は食品の買い出しにスーパーには行くけれど、他にはほとんど出かけていない。

そのため、歩いてもいなければ運動もしていない。家の中のことだっていい加減なもので、だらだら過ごしている。なので、食べる量が極端に増えたわけではないのに体重が1.5kgほど増えてしまった。ただでさえも太りやすい体質で、水を飲んでも太ってしまうのではないかと思うほどで。

 

毎朝、体重を量っている。

夫が倒れる前、食生活が悪かったせいで二人とも人生で最高の体重になっていた。

夫が倒れてからは夕食の時間が早まり、量も減り、夕食後は水以外は口にしない生活になり、体重は少しづつ減っていった。結婚した当時の体重までは戻ってはないものの、あと数kgというところまで戻った。

ところが・・・だ。

 

いったん増えた体重は容易では元に戻らない。体重が増え、動かない生活が続いていたため最近は膝の調子もよくない。だけど、この暑さとコロナ。動けばいいとわかっていても困ったもので動く気にもならない。

 

家に引きこもっていても夫のこと以外は最低限の家事しかしていない。

お盆のころに刺繍を一つ刺しただけ。

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青木和子さんのデザインでノコンギク。 

 これも刺しただけで形になっていない。またやる気のスイッチがどこかに行ってしまったようだ。

 

子どもたちは小学校1年生のころ、近所の友人たちとすぐ近くにあった剣道の道場に 通ったことがある。時々、サボるので(我家の子どもたちだけでなく)わけを聞くとその都度「だって暑いし、寒いし、痛いし、臭いじゃん」と言い訳をした。

この頃の自分をみていると、こんなことを思い出し、一人苦笑いしている。あの頃の子どもたちと、今の自分は同じなのかもしれないと。

 

気象情報では明日から少しだけ気温が下がるという。とはいえ、30℃は超えそうだし、コロナも相変わらずなので変わらないかもしれないけれど、せめて家の中でできることぐらいやる気を出さないと本当にダメになりそうだ。

待ちに待った月曜日

先週は木曜日に夫のデイケアがお休みになっただけですごく長く感じられ、月曜日が待ち遠しかった。夫が家にいるからといって大した介護をしているわけではないのだけれど。

 

今朝、夫がまだ就寝中にやぶ椿の枝を何か所か切り落とし、デイケアに出かけるとすぐに、この暑い最中外回りの用足しに出かけた。

郵便局、信金のATMを回り、1か月分の生活費を下ろしたり、引き落とし分を入金したりして、ついでに空っぽになった食材の買い出しに回る。

この間、手紙を書いていたら便せんが終わってしまったので便せんを買いに大型書店へも行き、ついでに手芸本を1冊購入した。

 

家に戻るとさすがにくたくた。

それでも昼食を食べるとすぐに手紙を書き、だいぶ前に作ったおいたマスクや仮置きマスクケースや刺し子の花布巾などなど、やっと友人知人に送る気になり、レターパックに詰めてまたまた郵便局まで行ってきた。

 

あとは洗濯物を取り込んで片づけ、夕食の準備を終え、今はクーラーの部屋でPCで遊んでいる。

 

今日は浜松で41.1℃を記録したとか。クーラーをつけていても室温は32℃もある。

去年まではエアコンの設定温度は28.0℃か下げても27℃。極たまに26℃まで下げることはあったけれど、今年はその設定では外気温が高すぎるのか室温が32℃ぐらいから下がることはない。これが夜になっても下がらないのだから堪らない。

 

もう少ししたら夫のお迎えに外に出る。

それまではネッククーラーを巻き、クーラーをつけた部屋の中でだらだら過ごす予定。

 

今日は待ちに待った月曜日だったけれどあっけなく終わってしまう。

それでも、自由に動き回ったからまた頑張れる、と思う。

夫が帰宅したら家のこと、夫のことを一生懸命頑張ろう。

朝のルーティーン

夫がデイケアに行かない日の朝、私は早起きだ。

訪問リハビリがある日にはそういうわけにはいかないけれど、そうでない日はできるだけ夫が長く寝ていられるようにしている。

夫がトイレに目覚める時間によっても違うけれど、5時ごろならそのまま起きてしまう。そうすれば自分の時間が確保できるから。

 

そおっーと起きて隣の部屋で着替えを済ませると、洋間のエアコンのスイッチを入れておく。

そして、雨が降っていない限り離れのすべての窓を開けに行き、庭をぐるっと一回りしたあと、植木鉢の水やりを済ませ、新聞を取り込んでおく。

 

昨日は今年初めて大好きな真っ白の木槿が咲いているのを見つけた。

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こういう時は1日いいことがありそうな気がしてくるから不思議だ。

 

離れのこと、庭のことを済ませ、家に入ると今度は夫の体拭き用と朝のお茶用のお湯をたっぷり沸かしておく。

そこまでやっておけば、あとは夫が起きるまで自分の自由時間だ。

私が起きた時間と夫が完全に目覚めた時間によって違うけれど、少なくても1時間。長い時には2時間以上ある。

お茶を飲みながら新聞に目を通し、PCを立ち上げ、購読しているブログをめぐる。時間によっては読みかけの本も読める。

いつもなら夫はもうとっくに起きている時間だけれど、今日はこうしてブログまで書いている。

おそらく、あと30分で目覚めるだろう。

目覚めたら布団を片付け、夫の身体拭き、全介助で着替え、朝食・・・と、朝のルーティーンは続く。

 

文明の利器

夫が通うデイケアは今年から13日から15日までのお盆は休みになった。

通いだした当時、まだ開設して半年ぐらいだった。

その頃、休みは年末年始と通常の土日だけで、しかも年末は30日までやっていた。

それがすぐに28日までになり、令和元年の大型連休の時には特例で1週間お休みになった。そして、今年からはお盆がお休みになったのだ。夫の場合、今年は13日が対象になったのでちょっと大変。まあ、デイサービスではないので仕方がないと思うし、1日だけで済んでよかったとも思う。水・木とか月・水とか2日間が対象になる可能性だってあるのだから1日だけで済んだことをありがたいと思うことにした。

 

そんなわけで、前日の12日にお墓参りに行き、デイケアの支払いに出かけ、日曜日までの食材の買い出し、他にも、子どもたちが帰省できなかったので手紙を書いたり、地元のメロンを送ったり・・・と大忙しだった。

 

昨日はそのメロンや手紙が届いたとのことで息子たちからラインが入った。最初は気づかなかったのだけれど、画面に孫たちの姿が映っていた。それでビデオ通話だと気づき、こちらもビデオ通話にして夫と一緒に孫たちの顔を見ながら話ができた。

スマホに変えて約8か月。

「文明の利器ってっすごいなあ」と思いながら2度目のビデオ電話を楽しませてもらった。

刺し子と草取り

何か月も前に刺し始めた刺し子の布巾。周りと数本刺しただけでやる気が起こらなくなり、放置していた。それをプレゼント(お礼のため)したい人ができて、また刺し始めた。それが土曜日に完成した。

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この柄を刺すのは3回目。角亀甲という好きな柄なのだけれど、すごく細かいので気がのらないと進まない。

私は手作りのものが好きだけれど、中にははっきりと「手作りのものはもらうと困る」という人がいる。私はプレゼント(お礼)したい人がどんな好みかも、手作りのものをもらうと困る人なのかも知らない。それなのに、この間作ったマスクと仮置きマスクケースと合わせ、手作りのものを送ろうとしている。遠方の方なら地元のお菓子とか残らないものを送るのだけれど、その方は地元の方なので。だから、完成はしたもののまだ送れないでいる。

 

しばらくの間、やる気のスイッチが入らなかったけれど、長い時間かかってもこうして 一つのものが完成すると不思議にスイッチが入るようになる。

 

昨日は「草取りをやるぞ」というスイッチが入った。

夫がデイケアに出かけるとすぐにネッククーラーを巻き、庭仕事用の帽子をかぶり、腕カバーをして、熱中症予防をしたうえで庭に出た。夫が帰宅したとき庭で倒れていたらしゃれにもならないから。

雨上がりならば簡単に抜ける草は固くなった地面から思うように抜けない。蚊帳吊り草、エノコログサ、メヒシバ、コバンソウアメリカフウロヒメツルソバ、名前を知らない草もたくさん。本当にいろんな種類の草が生えている。その中で今、一番困るのはコニシキソウカタバミとジシバリだ。

カタバミだってジシバリだって、どの草もかわいい花を咲かせるけれど花が咲く前に取ってしまいたい。

 つゆ草はステキすぎていつも取れないでいる。

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写真はないけど、前回草取りをしたときには紫カタバミがかわいくて取れなかった。

私のえこひいきだ。

 

草取りを始めて30分経つとネッククーラーの中に入れた小さい保冷剤(中くらいの保冷剤1個と、小さな保冷剤2個入れてある)が溶けてしまう。いったん休止し、水分補給と梅干を一つ食べ、保冷剤を交換して再度草取り。

30分が1時間になり、1時間がもう15分、あと15分・・・と、止まらなくなってしまう。いくらやる気のスイッチが入ったと言っても今の時期には2時間が限度だ。

あとはシャワーを浴びて小休止したらぐったりしてしまう。とはいえ、いつものように食材の買い出しや食事の準備など、家のことはやらなければならないけれど。

やる気にスイッチが入らない

長い梅雨がやっと明けたと思ったら今度は連日の猛暑だ。

その上、新型コロナウィルスの感染が拡大し続けている。

 

雨が降れば庭仕事ができない。片づけならできるのにと思うけれど、やる気になれない。

猛暑でも庭仕事を行うのは考えてしまう。それでも熱中症対策を取りながら少しづつはやるようにしていた。

 

私の住む地域でもコロナの感染者が毎日のように報じられるようになった。

国ではGoToトラベル。お盆の帰省は一律に自粛要請は行わないと報じられているけれど、愛知県では県独自の緊急事態宣言が出され、お盆の帰省は控えるように家族で話し合ってほしいと知事が会見していた。市長はUチューブや新聞でインターネットを使ったエアー帰省にしてほしいと訴えていた。

その前から次男は帰省を見合わせると連絡があったし、長男家族も帰省するというのを私が抑えた形で取りやめになった。

それからはもうだめだ。

片付けをやる気は全く起こらなくなり、庭も窓から草を眺めるだけで、ため息だけが出るようになった。

コロナのこともあり、買い物以外の外出はしなくなり、友人とも会うこともほとんどなくなった。

本を読み始めても数ページも読めば閉じ、刺し子を始めても1、2本刺せば針を置いてしまう毎日だ。やることはいっぱいあるのにスイッチがどこかに隠れてしまったかのようにだらだらと過ごしている。これがコロナ鬱というやつかと思いながら。

 

今月はお盆月だ。だらだらしてばかりではいけないし、今年からお盆はデイケアがお休みになる。12日に2件分のお墓参りに行く予定だったけれど、実家のお墓参りは早めに昨日のうちに行ってきた。

お花を供え、お線香をあげ、手を合わせ、心の中で両親に思いを語る。すると、それだけで心が落ち着いてくるから不思議だ。「お墓参りに行くといいことがあるよ」と友人から言われたことがあるけれど、神社、仏閣には不思議な力があるような気がする。

それでもまだやる気のスイッチは入らないけれど、刺し子の花布巾もあと1本刺せば完成するところまできた。

 

今日のお客さま。 

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トンボとスミレにとまったヒョウモンチョウ

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欝々していても窓からこんな光景を眺めていればそれだけで時間は過ぎていく。

今日の花たちの続き

この間、写真を撮り忘れてしまった唐綿の花。

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この花はすごく長い間咲いている。それは嬉しいことだけれど、困るほどに増える。

花が終わると綿のような感じになるから唐綿というらしい。

 

金柑の花もたくさん咲いている。

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今年は伸びすぎた枝を遅い時期に剪定したので花が付かないかと心配したけど大丈夫だった。

 

今朝早くからその金柑の木にクマゼミが止まり、シャーシャーシャー・・・と激しく鳴いていた。

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アブラゼミも止まっていたけどカメラを向けたら逃げられた。

 

しばらくするとヒョウモンチョウとアゲハチョウがゆらゆらゆらゆら・・・と飛び回っていた。

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アゲハチョウは止まることがなかったのでシャッターを切ったけれど残念ながら写っていなかった。

ヒョウモンチョウの下にはクマンバチもいる。写真が悪すぎるけれどわかるかしら?f:id:emukobb:20090803090223j:plain

日中過ごす部屋のすぐ前に金柑の木がある。

この木には花が咲けばアゲハやヒョウモンチョウ、クマンバチが飛んできて、実がなるとヒヨドリメジロ、土鳩もきてかなり楽しませてくれる。もちろん、実は人間さまの口にも入るし、友人のお土産にもなる。

こんなにチョウや虫が来ても丈夫で葉っぱを食われることはない。

そして、虫が苦手と言いながら今日も窓から眺めては日柄1日楽しんでいた。