えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

盆踊りと花火と

コロナが感染症法において5類に移行し、いろんな制限がなくなった。

だけど感染は今も続き、先日地元のニュース情報番組で大村知事が「9波に突入したとしか言い様がない」と言っていた。

 

それでも、制限がなくなったことからコロナ前と同じようにあちこちで行事が復活し、テレビでは全国の祭りや花火大会の様子を放映していた。

 

地元でも同じで、昨日と一昨日は町内会の盆踊りが行われた。夕方6時頃から音楽がかかり、太鼓の音が響いてきた。マイクでの案内も聞こえてくる。

私は夫のこと家のことをしながらなので、時々自宅の窓から眺めるだけだけれど、櫓の周りには浴衣姿で楽しそうに踊っている人たちの姿が見える。遠くからなのではっきりとはわからないがマスクをしてない人の方が多いような気がした。

 

奥で家事をしていると今度は「ドーン」という音が響いてきた。これは花火の音だと思い窓のところに行くと東の空に大きな打ち上げ花火が上がっていた。

多分、お隣の校区で上げているのだと思う。西側の校区で上げる花火は庭に出なければ見えないけれど、東側の校区で上げる花火は窓から真っ正面に見える。夫はもう寝る準備をしていたけれど窓のところまで連れて行き、少しの間だけ二人で楽しませてもらった。

 

台風の影響で大気の状態が不安定だけれど、このあたりは連日夜中に降って、日中は止んでいる日が続いている。昨日も盆踊りや花火を上げている時間には雨は降らず、終わって1時間もしないうちに降り始めた。今朝も早くからお役の方々が櫓やテントを片付けにきていたがその時には雨が降ることはなく片付け終わると直ぐに降り始めた。

九州や沖縄の方々のことを思うと心が痛むけれど、町内のお役の方々のことを思うと雨に降られずに良かったと思う。

あとはこれ以上コロナの感染が拡大しないように、台風の被害が出ないようにと願うばかりだ。

フル回転の1日だった

時の経つのは本当に早い。

今日でもう7月も終わってしまう。夏休みに入り、ラジオ体操が始まったと思ったら先週までで終り、今朝は公園から子どもたちの声は聞こえず、蝉の鳴き声だけが響いていた。

体操の最終日、公園では盆踊りの櫓が組まれ、大音量で盆踊りで使われる音楽が流れてきた。それで今度の土日が町内会の盆踊りだと知った。午前中の仕事とはいえ、暑い中でのお役の方たちのご苦労には頭が下がる。夫が倒れて障害が残ってからの13年というもの、組長を飛ばしてもらい、町内の行事にはほとんど協力できないでいる身には申し訳ないという思いだけがのしかかる。まあ、仕方がないことなのだけれど。

 

8月に入ると、お盆の準備とお墓参り。長男家族はわからないけれど次男は帰省すると言っているので片付けや掃除。梅雨の頃は体調が今ひとつだったので家事は手抜きばかり。梅雨明けと同時に元気にはなったもののこの猛暑でだらだらと過ごしていた。その付けが今になって回ってきて今日は朝からフル回転だった。何かことがあれば動けるのだから横着していたとしか言い様がない。

実は今日、数日前に友人からランチのお誘いがあった。だけど、家のこと以外にもやらなければならないことがあったので残念だけれどお断りした。そして、昨日から「どんなに暑くても頑張るぞ!頑張るぞ!頑張るぞ!」と自分自身に発破をかけていた。

で、夫がデイケアに出かけるとすぐに首に保冷剤を巻いてフル回転だ。保冷剤は30分も経つと溶けしまうので交換しながら予定していたことの80%ぐらいはできたと思う。

こんなふうにして8月もあっという間に過ぎ去り、今年も終わってしまうのだろうか。

梅雨が明けて一気に元気

梅雨が明け、晴天が続いている。

公園では朝早くから蝉が「やかましいよ」というぐらいに鳴いていて、今朝は早くから子どもたちの声も賑やかに聞こえてきた。

花の水やりに庭に出ると、ラジオ体操が始まるところで「夏休みになったんだ」とわかった。

暑いのはとても苦手だけれど、私は気象病を抱えているらしく、梅雨の時期、台風の時期、低気圧が近づいてきたり、それが停滞しているときはとても辛いのでそれを思えば暑い方がずっといい。

梅雨の真っ最中は最低限の家事と夫の介護以外は何もせず、1日中夫のベッドでだらだらと過ごしていた。というか、座っているのも辛く、横にならせてもらっていた。

 

梅雨が明けたらもう一気に元気になった。刺しかけだった花布巾も完成させたし、リボン刺繍も刺した。昨日は夫の歯ブラシや歯磨き粉、ハンドタオルを入れる巾着を作ろうと布を裁つところまでやれた。今日は友人に誘われてギャラリーへ似顔絵展を見に行き、久しぶりに喫茶店でたっぷりおしゃべりをしてきた。その後は本屋さんにも行ったし、とにかく元気に動き回った。

恐るべし気象病。有り難きかなこの晴天。

 

 

モミシバアオイが咲いた

今週末には梅雨が明けそうだけど、今日はもう明けたのではないかと思われるような良いお天気だ。

 

朝、窓を開けるとモミシバアオイが咲いていた。

この花が咲くとギンギラ照りつける太陽にも負けないような元気が湧いてくるから不思議だ。

夫はこの花が大好きで、朝花を見るなり「ヲオー!!」と声をあげ、顔を綻ばせた。

不自由になり、コロナでデイケア以外は外出もしなくなったけれど、こんな窓から花を眺めるだけでも喜びを感じられ、明るい気持ちで生活できることに私も嬉しく思う。

クマゼミと風蘭のこと

3、4日前から家の前の公園でクマゼミが鳴き始めた。

毎年、梅雨明けの発表と同日ぐらいに鳴き始めるのだけれど、今年の梅雨明けはまだ先のようだ。

子どもの頃、蝉といえば、アブラぜミから鳴き始めたような気がするけれど、昔もクマゼミが最初だったのだろうか。今度、兄に会ったら聞いてみよう。

 

今朝、庭木の又のところに引っ掛けてある風蘭が咲いた。

リボン刺繍の先生のお宅で咲いたと聞いてから毎日毎日、まだかまだかと楽しみに眺めていたけれどなかなか咲かず、やっと咲いた。

かわいいね。

 

この風蘭はちょうど40年前に友人からいただいたものだ。木の又のところに引っ掛けてあるだけで、水ゴケもなし、水も肥料もやっていないのに毎年花を咲かせ、私を喜ばせてくれる。清楚で気品があって大好きな花だ。

このところの低気圧の影響で気分が勝れない日が続いていたけれど、この花のおかげで一気に気分が上昇した。花の力ってすごいなぁと思う。

 

 

ささやかな喜び

この間ゴミ出しに行った時、そこにネジバナがいっぱい咲いていてびっくり。

朝ドラじゃあないけど「あんたたちいつからここにいたの?」なんて話しかけていた。

この地に40年も住んでいてここでネジバナを見たのは初めてだったから。

以前、我が家の庭にもネジバナがあったけれど、芝生を取り除いてから絶えてしまった。久しぶりに見たネジバナに興奮し、嬉しくなってスマホで写真を撮り、夫に見せたり、花好きのご近所さんにラインした。

こういう時、こんなささやかな喜びを共有できる人が近くにいるって嬉しいことだと改めて思う。

 

慢性睡眠不足

何日か前からギボウシが咲き始め、今まさに見頃だ。咲き始めた頃に写真を撮ったのだけれどPCが新しくなってから思うようにアップできないでいる。今まで通りに使えないもどかしさを感じながらも、ちょっと疲れているからかもしれないけれど「まあ、いいっか」と面倒なことから逃げている。

 

このところ、日中から眠くて眠くて。土日は何の予定もないので午前中から「疲れた」といっては夫のベッドに横になってしまう。それでも最低限の家事と夫の介助だけは力を振り絞ってやってはいるけれど。

原因はわかっている。夜中に夫のトイレ介助で2~3時間おきに起きていること。あまりに疲れて夫と一緒に9時前から寝てしまえば2~3時間後に起きたときからもう眠れなくなってしまう。まあ、仕事しているわけではないし、夫の気配を感じ日中に日中に横になることだってできるし、眠れなくて辛いというわけではなく、眠れないときには楽しいことを妄想しているのでいいのだけれど。

でも、やりたいこと、行きたいところのすべてが今は妄想の世界だけなのはちょっとね。