しばらく前のこと、夫がデイケアから帰宅するのを待っていると ご近所さんに出会った。
ご近所さんは私の中学、高校の同級生でもあり、夫とは中学時代に同じ部活の仲間でもあった方の奥さんだ。
とはいえ、我が家とすごく親しいというわけではなく、今は会えば挨拶をする程度、時間があれば少し立ち話をするぐらいのお付き合いだ。
たまたまお会いしたその時、彼女が「梨はお好き?」と聞いてきた。
そういう時ってちょっと返事に困る。多分、好きだと答えたら下さるつもりだと思うから。で、戸惑いながらも「果物は何でも大好きですよ」と答えた。
すると翌朝、頂き物だけれど食べきれないからと立派な梨を届けてくださった。
それで、お礼に作り置きしてあった立体マスクと仮置きマスクケースをセットで差し上げた。すると、仮置きマスクケースを見て「こういうのを使っている人がいて、私も欲しくて探していたのよ」と、すごく喜んでくださった。
私が差し上げたのは手作りの立体マスクとそのサイズに合わせた大きめの仮置きマスクケース。最近は市販の不織布のプリーツマスクが手に入るようになり、彼女はそのマスクを着けていた。それで、それ用の仮置きマスクケースがあと少しで完成する状態になっていたので完成したらそちらも差し上げると約束をした。彼女は「関東に住む娘にもあげたい 」と言われたのでその日のうちに4個完成させ、彼女のところに届けた。
私は作りたい人。こうして喜んでもらえるとすごく嬉しくて、作る意欲が湧いてくる。
同じような柄なので写真は撮ってないけれど、実は、昨日も大きいサイズ1個、小さいサイズ2個、仮置きマスクケースを完成させた。これは正月までにいくつか作り置きしておき、来てくれた人たちにお年賀であげようと思っている。聞いてみて欲しいと言われたら、だけれど。
そして、この間作った女の子のブローチを友人に見せたら「かわいい‼ 私にも作って」と言われたのであれから3個作った。
友人にはそのうち好きな子を選んでもらった。
そのあと、もう一人欲しいという人が現れたのでまた2個作って(同じものなので写真は撮らなかった)貰ってもらった。
それを一人は黄色の手づくり帽子に着けて、もう一人はエプロンの肩紐が落ちないようにといつも使ってくれている。
残りは私の分と、年末に帰省する孫や年始に来てくれるだろう女性陣にあげる予定。
他にもだいぶ前に刺繍だけして放っておいたデニムの生地で巾着を作った。
これもそのうち誰かにあげる予定。
他にも晒に刺繍をしてみた。
これはいつになるかわからないけれど、できれば正月までには巾着にするつもり。
私は作ることが楽しみだから、それを喜んで貰ってくれる人がいて、実際に使ってくれると嬉しいし、作り甲斐がある。
正月に来てくれる長男のお嫁さんや孫、甥っ子のお嫁さん、兄嫁さん、義姉、義弟のお嫁さんや姪たちが私のターゲットというか、私を喜ばせてくれる人たちだ。